スロー柔術とは?
JUGEMテーマ:ブラジリアン柔術
「年をとっても柔術はできる。」と言いますが、事実50歳くらいの人が、20代のガンガン動き回る白帯とスパーをして、ケガするのをたまに見ます。
そんなとき、ケガした人が悪いのか、ケガさせたほうが悪いのか。私にはわからないですが、人間は誰でもいずれ歳を取って、若いときのように動けなくなるものですから、先の自分を思いやって、ケガさせない動きを覚えるのが大事だろうとも思いますし、そんなこと考えずにのびのび一本取ることだけ考えて強くなってほしいな。というのもあります。
しかし、50代のおじさんが、ケガをして、「また2ヶ月練習できないなー。」とトボトボ帰るのを見ると悲しくなりますね。こういったことは現状の競技柔術を教えている道場が抱える葛藤なのではないでしょうか?
そこで私が思いついたのが、高齢者向けの柔術です。または女性にもぴったりだと思います。ずばり、呼び名は
スロー柔術
内容は、柔術のスパーを、わざとゆっくりやるというものです。現状でもスロースパーというのがあると思いますが、スロー柔術には一応ルールがあります。
ルール
動きは通常の柔術の半分の速度で動かなければいけません。早く動きすぎると失格です。通常の柔術の道場の技練の時にゆっくりやるときの速度くらいです。
そして、タイマーが10秒間隔でインターバルを刻んで、10秒間で、1技、相手に対して出さなければいけません。相手はプロレスのように、技に抵抗せずに、受けてあげる必要がありますが、技を出した人は極まる手前で止めて、相手のエスケープを待ちます。こういった感じで流れるようにスロースパーができるようになることが目標です。
勝ち負けを競うというよりも、スパー中にいくつ技が出せたかを評価しあうようなエクササイズです。これだとケガをすることも、めったにありませんし、柔術の沢山あるムーブを覚える楽しさも追求できますし、割りといい運動になると思います。
格闘技としてのBJJの楽しさを知っている人は、なんだそれ?と思うかもしれませんが、ボクササイズとかフィットネスキックとかと同じような位置づけと考えるとわかりやすいと思います。そしてそれには独特の面白さもあるのではないか?と私は思います。
また、スロー柔術から初めて、実際の柔術に移行する人もいるだろうし、鍛えたいけれど、戦いに抵抗のある女性会員も獲得できそうなので、あったら面白いなと思いました。どこかの道場で始めてみませんか?
ブラジリアン柔術道場にブログで人を呼ぶ方法(じわじわ売れてます)
- 2017.03.31 Friday
- オッサンの一人語り
- 17:17
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- by 藤原