よく、何かスポーツやっているのか?という話になって、「ブラジリアン柔術をやっています。」というと、ポカーンとされることがあります。
それもそのはず、ブラジリアン柔術というのは、未だ日本ではドマイナーな格闘技なのです。
柔術界の中では、やれ、グーグルが福利厚生に取り入れたとか、ハリウッド俳優のだれそれがやっているとか、教団内でしか通じないニュースに花を咲かせていますが、一般的には、BJJは謎のスポーツなのです。
ということで、今回、ブラジリアン柔術を知らない人に「柔術って何?」と聞かれた時の正しい対処法というのを説明しておきましょう。これを知っておくことで、今後困らずに済みます。
まず、一番ダメな解答例から説明します。
俺「ブラジリアン柔術をやっているよ。」
一般人「ポカーン・・・。」
俺「柔道でいうところの寝技。あれだけをするスポーツだよ。」
一般人「ポカーン・・・。」
俺「ほら、ヒクソン・グレイシーとかさ知らない??」
一般人「知らない。」
俺「しょうがないな。Youtubeで見せてあげるよ。ほら、こんな感じ。」
俺「ほら、これが柔術の試合だよ。」
一般人「え、なにこれ、男同士が抱き合って気持ち悪くないの??」
俺「・・・・・」
こういう面倒くさいやり取りが、今日も柔術家と一般人の間で繰り広げられているのは想像に難しくないです。
さて、では正しい説明の仕方はどうすればよいのでしょうか?
俺「ブラジリアン柔術をやっているよ。」
一般人「ポカーン・・・。」
俺「90年代は世界最強と言われた格闘技なんだよ。」
一般人「K-1とか?」
俺「まーそっち系だね。」
一般人「あーあれか。カポエイラだ。」
俺「あーよく知ってるね。それだよ。」
一般人「あれでしょ?両手を鎖につながれていた奴隷が編み出した格闘技。」
俺「そう。それ。」
一般人「それ知ってるわ。セパタクロー。」
俺「そう。そう。セパタクロー。」
一般人「あれって、やっぱり鎖とかつないで練習するの?」
俺「するね。結構重いんだよ。」
これが模範解答ですね。要するに、こいつわかってないな。と思っても、否定せずに相手の頭の中にあるやつを全肯定してあげるんですね。これで、説明に説明が必要になるというスパイラルから抜け出せます。
しかし、なぜ彼らの頭の中にカポエイラやセパタクローという言葉が出てくるのに、ブラジリアン柔術は出てこないんでしょうか?
それは、ブラジリアン柔術という名前が、あまりインパクトがないからなんだと思います。ブラジリアン+柔術ってカタカタと漢字の組み合わせが良くないんだと思います。
これがもし、カタカナだけで、「ダルメシアン」とか、「ガルウイング」とか、「レクサス」とかだったら、覚えてもらえたんだと思います。
まぁ何にせよ、徐々に国内でも認知度は上がってきているとは思います。じわじわと。
ブラジリアン柔術道場にブログで人を呼ぶ方法